国際ゾンタ財団は、以下に記す活動を通して、全世界の女性の地位向上を目指す国際ゾンタの長期プログラムの達成を支援します。
焦 点 : 女性の経済的自立と健康に関する教育
2010年から2012年までの援助額 :
パートナー : ユニセフ(国際児童基金)
目 標 : HIVの母子感染を防ぐことを目的とし、そのために健康診断、妊婦支援、出産支援を行い、さらにHIV陽 性の母親に対する健康教育、栄養学的支援、心理社会的支援、自活支援等を行う。


HIVの母子感染は、適切な処置を 行えばほぼ100%予防できます。 HIV検査を無料で、しかも秘密裏 に実施し、カウンセリングを行うこ とにより、多くの女性がHIV陽性 であることを自覚します。HIV陽 性であると判明した女性に対しては、妊婦向けの産婦人科的ケアを施し、妊娠中及び出産時に抗レトロウィル ス薬を使った治療を行います。これ で生まれてくる子どもへのウィルス 感染を防ぐことができるのです。出産後は授乳期間中のウィルス感染 を防ぐためのカウンセリングを行い、可能な場合には母乳の代わりとなる 粉ミルクを提供します。
この活動は単に母子感染を防ぐだけでなく、ファミリーパッケージと して知られている支援を通して、HIV陽性の女性とその家族に対して、医学的・栄養学的・心理学的・経済的支援を目指しています。HIV陽 性の女性がどのように生活していくのが最善であるかということを学び、また家族の世話をできるよう収入の道をつくりだしていきます。
このようなプログラムによって、HIV陽性の女性たちがこれまでより健康で健全な生活を送れるようになります。
写真:HIV検査の結果が陽性だった夫婦に対してカウンセリングを行 い、子どもへの感染をいかにして防ぐかをアドバイスする。
焦 点 : 女性の安全増進
2010年から2012年までの援助額 :
パートナー : ユニフェム(国連女性開発基金)
目 標 : 上記の都市において女性が暴力を受ける危険を減らす ための現実的な解決策、公序良俗、市当局の計画をつくりだすために、地域社会の女性たちが市当局や都市計画立案者たちと協力していく活動を支援する。


女性に対する男性による都市特有の暴力に焦点を絞り、女性の公民権運 動を強化することによって、上記都市が女性にとって安全な都会となる ようユニフェムは活動しています。 女性がもっと積極的に活動することにより、地域社会に増大している暴力に対して効果的に戦う力を得ます。 これらの都市における女性の貧困と女性に対する暴力に焦点を当てている市当局の方策を実行していくべく 市当局と協力している既存の女性組織と一緒になってユニフェムは活動 します。これらの女性組織は危険の 実情と解決策をはっきりさせて、これらの都市がより安全になるよう都市計画立案に参加し、より効果的な反暴力政策を支持していきます。 さらには、女性に対する暴力を減らすべく一般市民の教育にも力を入れ、暴力に対して敏感になるようキャンペーン活動を行い、個々の事例に介入していきます。
焦 点 : フィスチュラに対する治療とケア
2010年から2012年までの援助額 :
パートナー : 国連人口基金(UNFPA)
目 標 : フィスチュラを防ぎ、罹患した女性の治療と社会復帰を支援する。


産科フィスチュラによって生活を破 壊されている女性は世界に何百万人もいます。しかし、その多くは治療 可能です。訓練を受けた外科医、医療設備があって、手術後のケアもき ちんとできれば、9割前後が手術で治ります。手術代はわずか300$ (US)にすぎませんが、リベリアの 女性には手の届かない金額です。 UNFPAは医療チームの派遣、設備の供給、費用負担などを含む支援活動を行います。地域社会の医師た ちに特別訓練を行い、地域医療の質を高めることができます。訓練を受 けた医師が学んだものを他の医師に教えることにより、手術を行える医 師の数も増え、恩恵にあずかる女性の数も増えます。 治療を受けた女性がこれまで排除されていた社会へ復帰するには手助けが必要です。UNFPAはこのためのカウンセリングを行っており、 新しい生活を始めるための一揃いの衣服と自活していくための諸道具を与えています。 産科フィスチュラ治療の難しさのひとつは、これを公然と口にしない沈黙の習慣です。多くの女性はフィスチュラが危険であることは知っ ていても、その原因や治療の存在を知らないのです。女性たちを教育することにより、新しい犠牲者が出るのを防ぎ、すでにフィスチュラに罹患している人は治療を受けるようになります。教育によって、フィ スチュラは天罰という迷信もなくなり、差別も消え、正しい医療の存在を知るでしょう。